(焼きラーメン・汁なし その6~17)

○ 「焼チキン 2011」(日清)


 すぐおいしい、すごくおいしいのフレーズでインスタントラーメンのパイオニアとしてもお馴染みのチキンラーメン汁なし版から2011年バージョンが登場しました。

 パッケージが新しくなってキャラクターも以前のものより可愛くなっているといった印象があります。あとは味の方がどのくらい変わっているのかが気になりますね。

 お湯を入れて3分、麺を戻したお湯をマグカップに注ぎ、蓋を全部剥がしてから液体ソースを入れて麺に絡むようによくかき混ぜ、最後にふりかけをかければ完成です。

 早速、麺を戻して出来たスープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に香ばしい醤油の風味が広がってくるとともにチキンラーメンならではの味わいを楽しめます。

 具というよりふりかけは焼き海苔、タマゴ、長ネギと正体がわからないフレークの4種類となっており食べごたえ云々よりも全体の風味を演出しているといった感じです。

 麺はチキンラーメンならではスナック麺タイプとなっており、このタイプとしては麺のコシ強く液体ソースの酸味も加わっているのでスープと違った味わいを楽しめます。

 食べ方が変わってもチキンラーメンの美味しさをしっかりと楽しむことができる一品。麺の質自体がレベルアップしているというのもよく解る美味しさとなっています。



焼チキン 20111



焼チキン 20112



焼チキン 20113









○ 「黒そば 汁なし 黒胡麻担担麺」(エースコック)


 なんとも大人の雰囲気を漂わせた汁なし担担麺が登場しました。その名も黒そばということで黒胡麻の美味しさと担担麺の辛さを兼ね備えた美味しさとなっています。

 黒胡麻のコクと後のせ具材の美しさといったことが書いてありました。黒胡麻のコクは解るのですが美味しさではなく美しさというのがかなり気になるところでしょうか。

 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、調味たれを入れて麺によく絡むようかき混ぜてから最後にあと乗せかやくを満遍なくかければ完成です。

 早速、麺を一口いただきます。ソースと麻婆と味噌を合わせたようなコクのある辛さとなっており、カップ麺ではなかなか味わうことができな美味しさを楽しめますね。

 そして、濃厚なソースによく合う細めの麺となっているのですが、しっかりとした芯の強さがあるのに加えてソースが練りこんであるので最後まで美味しくいただけます。

 具はニンニク、唐辛子、長ネギの3種類となっており、いずれもあと乗せかやくということで風味の良さと食感の良さというのをしっかりと堪能することができます。

 かなり濃いめのソースとなっていることにより好き嫌いがハッキリと分かれそうな一品。ただ、コッテリ好きな若者には間違いなく指示される一杯だと思いました。



黒そば 汁なし 黒胡麻担担麺1



黒そば 汁なし 黒胡麻担担麺2



黒そば 汁なし 黒胡麻担担麺3









○ 「中華三昧 四川風 麻婆麺」(明星)


 30周年という長きにわたって愛され続けている明星の中華三昧なのですが、その30周年を記念して本格的な汁なし麺の登場。その名も四川風麻婆麺です。

 香り高き花椒に味わい深き豆板醤、辛さが織りなす珠玉の一杯といったことが書いてありました。カップ麺ではなかなか味わうことができない麻婆麺を楽しめそうですね。

 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースをかけて全ての麺に絡むようにかき混ぜてから、最後にあとのせかやくをかければ完成です。

 早速、花椒の香りが漂う麺を一口いただきます。少し脂っこい口当たりとなっており、口に含んだ瞬間に花椒の風味が広がるとともにピリとした味噌の辛さを味わえます。

 具は、鶏ひき肉、チンゲンサイ、キクラゲ、ゴマ、ニンニク、唐辛子、長ネギの7種類。キクラゲの食感と唐辛子の辛さが心地よく、鶏ひき肉はちょっと少ない感じです。

 麺はノンフライでやや平型のちぢれ麺となっており、とても弾力があるので最後まで美味しくいただけるとともに、辛さの中から小麦の美味しさもよく解りますね。

 花椒の風味の良さと豆板醤の辛さに加えて味噌のコクのある味わいを堪能することができる一品。とにかく風味の良さと心地良い辛さが抜群の一杯となっています。



中華三昧 四川風 麻婆麺1



中華三昧 四川風 麻婆麺2



中華三昧 四川風 麻婆麺3









○ 「太麺堂々極味 まぜそば 魚粉豚骨醤油だれ」(日清)


 太いは旨い。ということで太麺ブームの象徴と言っても過言ではない太麺堂々シリーズのワンランクアップ版の極味から、まぜそばの魚粉豚骨醤油だれの登場です。

 麺の美味しさがよく解る食べ方の代表的な一つがまぜそばだと思います。スープに頼ることなく麺の食感とそのものの美味しさを絶妙なたれと一緒に堪能できそうです。

 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋の上で温めておいた液体スープを入れて麺によく絡むようにかき混ぜてから、最後にふりかけをかければ完成です。

 早速、豚骨エキスと魚粉の香りが漂う麺を一口いただきます。脂っこい口当たりとなっていますが濃厚で醤油の旨みが伝わってくるたれと魚粉の風味がとても良いです。

 麺そのものはちょっとしたうどんのような太めのストレート麺となっており、喉越しの良さはもちろんのことモチモチとした食感に加えて麺自体の旨みを楽しめます。

 具はチャーシュー、キャベツ、刻み海苔、魚粉の4種類となっており、チャーシューは醤油ベースで味付けされていてラードと絡まるととてもジューシーな味わいです。

 豚骨と醤油とラードが一緒になった濃厚たれと喉越しの良い太麺のコラボを堪能することができる一品。麺の美味しさは解っていたのですがたれの方もメチャウマです。



太麺堂々極味 まぜそば1



太麺堂々極味 まぜそば2



太麺堂々極味 まぜそば3










○ 「スパゲッティラーメン」(オットギ)


 韓国のカップ麺メーカーであるオットギからビックサイズでラーメンなのかスパゲッティなのかよく解らないカップ麺の登場。その名もスパゲッティラーメンです。

 蓋やカップに描かれているものを見るとナポリタンスパゲッティのような気もしますが、商品名にはしっかりとラーメンと書いてあります。はたしてその正体は何か。

 お湯を入れて4分、蓋に書いてある湯切り穴を箸で刺して貫通させてからお湯を切り、蓋を全部剥がしてから液体スープと粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成です。

 早速、チリトマト風な香りが漂う麺を一口いただきます。結構濃いめのケチャップ味でピリッとした辛さがあり、何か懐かしい喫茶店のナポリタンを食べている感じです。

 麺そのものはノーマルタイプのちぢれ麺となっており、韓国製らしく歯ごたえがあるくらいにモチモチ感が凄いのですが、汁なしタイプには結構ピッタリだと思います。

 具は大豆の練り物、コーン、ニンジン、ピーマン、タマネギの5種類となっており、練り物は肉を真似た感じなのですがかなり硬めでコーンはソースによく合う甘さです。

 ケチャップソースの美味しさと麺の強い食感を楽しむことができる一品。目を瞑って食べればスパゲッティそのものと言っても解らないくらいの仕上がり具合です。



スパゲッティラーメン1



スパゲッティラーメン2



スパゲッティラーメン3










○ 「全国麺めぐり 東京油そば 醤油だれ」(寿がきや)


 ご当地麺料理を家に居ながら手軽にいただけるということで麺好きにはたまらないカップ麺の一つである全国麺めぐりシリーズから東京油そば醤油だれの登場です。

 東京油そばは1958年頃に誕生したと言われており、その歴史は結構なものがあります。半世紀以上に渡って愛され続けてきた原点の美味しさとはどんな感じなのか。

 お湯を入れて麺をほぐしてから蓋をして1分待ちます。その後、お湯を捨ててから液体スープと後入れかやく入りスープを入れて麺に絡むようよくかき混ぜれば完成です。

 まずは、ラードと少し酸味が漂う麺を一口いただきます。ラードの風味の良さが広がってくるとともに、濃いめなのにスッキリとした醤油の味わいがとても良い感じです。

 麺そのものは生タイプで太めとなっているのでモチモチとした食感を楽しむことができ、少しソフト麺に近いような食感も持ち合わせているので懐かしさもありますね。

 具は挽肉、ニンニク、刻み海苔、唐辛子、長ネギの5種類となっており、具というよりトッピングに近いものがあり、特にニンニクの風味が食欲をそそってくれます。

 ラードがたっぷりと入っているとは思えないくらいにサッパリとした味わいと生麺の食感を楽しめるような一品。油そばにしてはとても食べやすい一杯となっています。



東京油そば 醤油だれ1



東京油そば 醤油だれ2



東京油そば 醤油だれ3








○ 「チーズポッキ」(オットギ)


 韓国のカップ麺メーカーであるオットギからビックサイズでラーメンなのかパスタ系の料理なのかよく解らないカップ麺の登場。その名もチーズポッキです。

 韓国料理の定番であるトッポギのイメージをそのままにしてチーズで味付けしたものなのでしょうか。日本ではあまり馴染みのないタイプなので不思議な気分で一杯です。

 お湯を入れて4分、蓋に書いてある湯切り穴を箸で刺して貫通させてからお湯を少しだけ残して切り、蓋を全部剥がして粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成です。

 早速、チーズスナック菓子のような香りが漂う麺を一口いただきます。甘みのあるチーズ風味のスープがかすかに絡むといった感じで全体的におとなしい味わいです。

 麺そのものはノーマルタイプのちぢれ麺となっており、日本の麺とは違ったコシの強さというのがあるので喉越しの良さは十分、そしてボリュームもしっかりとあります。

 具はパセリのみというか具らしい具は無いと言っても過言ではありません。チーズソースというかチーズスープと麺のコラボを楽しむだけといった感じになっています。

 甘みがあってチーズの風味がしてくるソースとコシの強い麺のコラボをお腹いっぱいになるまで食べることができる一品。もう少し味が濃ければ良いなと思いました。



チーズポッキ1



チーズポッキ2



チーズポッキ3










○ 「チャジャンポッキ」(オットギ)


 韓国のカップ麺メーカーであるオットギから韓国麺料理として定番となっているチャジャン麺をビックサイズのカップ麺として再現。その名もチャジャンポッキです。

 チュンジャンという黒味噌と豚肉やタマネギを炒め、片栗粉でとろみをつけたタレを麺にかけたものが一般的で大人から子供まで食べられる甘めの味付けとのことです。

 お湯を入れて4分、蓋に書いてある湯切り穴を箸で刺して貫通させてから湯切りをし、蓋を全部剥がして粉末スープと少量のお湯を入れてよくかき混ぜれば完成です。

 早速、味噌を焦がしたような香りが漂う麺を一口いただきます。香りと見た目よりもサッパリとした感じでほんのりとした甘さとロースト感というのを味わえますね。

 麺そのものは丸めでちぢれていて、どちらかといえば太めとなっているのでモチモチとした食感というのを楽しむことができ、ボリューム感も十分なものとなっています。

 大豆で出来た肉もどき、キャベツ、タマネギの3種類となっており、肉もどきはソースにピッタリの淡白な味わいでキャベツは食感と甘さを楽しめますが量が少ないです。

 独特な風味と味わいのある黒味噌ソースとモチモチ感がたっぷりの麺を美味しくいただくことができる一品。一度食べれば癖になりそうな味わいとなっています。



チャジャンポッキ1



チャジャンポッキ2



チャジャンポッキ3











○ 「アイバンラーメン まぜ麺 ローストガーリック麺」(サンヨー食品)


 東京の芦花公園の人気ラーメン店であるアイバンラーメン。以前に塩や醤油ラーメンが登場しましたが今回は「よく混ぜて食べてね」ということでまぜ麺が登場しました。

 ローストガーリックと塩だれがからむまぜ麺ということですが、今まではスープで勝負していたイメージがあるので、スープ無しでどこまで勝負できるのか楽しみです。

 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れてかき混ぜてから、最後にあと乗せかやくを入れてさらによくかき混ぜれば完成です。

 早速、ガーリックの香りが漂う麺を一口いただきます。ガーリックだけじゃなくアオサの風味も合わせて広がるとともにコクのある塩だれはかなりの旨さとなっています。

 麺そのものはノンフライ麺のような舌触りがあるとともに細い割にはコシの強さがしっかりとしているので食感の良さを楽しむことができ、タレもよく絡む美味しさです。

 具はチャーシュー、ガーリック、アオサ、長ネギの4種類となっており、チャーシューは大きくて醤油ベースで味付けされていてジューシーな美味しさとなっていますね。

 風味と味わいの全てがガーリック絡みといった何時でも食欲をそそられるような一品。一瞬、脂っこい感じもしますが、それを忘れさせてくれる風味の良さがあります。



アイバンラーメン まぜ麺1



アイバンラーメン まぜ麺2



アイバンラーメン まぜ麺3










○ 「コク塩 まぜそば 春季限定」(寿がきや)


 名古屋界隈をメインとしている寿がきやから春らしさを表現した生タイプのまぜそばが春季限定として登場しました。その名もコク塩 まぜそば 春季限定です。

 黒胡椒が効いたレモン風味の塩だれといったことが蓋に書いてありました。サッパリとしていそうな塩だれでいただく生タイプ麺の味わいとはどのような感じなのか。

 お湯を入れて麺をほぐしてから蓋をして1分待ちます。湯切り口からお湯を捨てて、蓋を開けて液体スープと後入れかやく入りスープを入れてよくかき混ぜれば完成です。

 早速、麺を一口いただきます。脂っこいのでこってりとしているのですがレモンと黒胡椒の風味がすぐに広がってくるので後味がスッキリとするような感じとなってます。

 麺そのものは生タイプの太めの麺となっており、滑らかな舌触りと何といっても湯戻し麺には無いソフトな食感があり塩だれもしっかりと絡むので美味しくいただけます。

 具は挽肉、唐辛子、長ネギの3種類となっており、挽肉は薄めの味付けで湯戻し時間が無いのでサクサクとしており、唐辛子は細切りなので見栄えがとても良い感じです。

 レモンの酸味と黒胡椒の風味と唐辛子のピリ辛感が効いている塩だれがとても良い味わいとなっている一品。麺も食べ足りないと思えるくらいの美味しさです。



















(焼きラーメン・汁なし その7)から先はこちらです





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